肌にも地球にも優しいがマストに! 化粧品と環境保護

企業が取り組む環境活動に注目が集まっています。

最近では、化粧品業界においても、環境を意識した製品作りを行う企業が増えている様です。例えば環境を意識した原料の選定・容器分別のし易さ・廃棄物を少なくする・商品の輸送時間を減らすなどなど…。今回は、環境に優しい化粧品を素材ベースでご紹介します。

 

オーガニック植物と化粧品

OrganicCosme

化粧品を構成する植物エキスには、オーガニック植物を使用したものがあります。

オーガニック植物は、その生産過程において農薬の使用や土壌の管理などが制限されており、生態系への影響に配慮しています。あるデータでは、通常に育てられたキュウリエキスよりも、オーガニックで育てられたキュウリエキスの方が保湿力が高かった等の有効性が確認されています。

マイクロビーズ対策

BeachPla

海に流出する大量のプラスチック(マイクロビーズ)ゴミが問題視されています。マイクロビーズは、ポリエチレンやポリプロピレンなどのプラスチックで作られた球状の粒子で、洗顔料やボディウォッシュなどにも配合されています。魚が飲み込む事で、様々な影響を与える事が懸念されています。近年では、プラスチック由来に変わり生分解性の高いセルロース由来のスクラブ剤が開発されています。

洗浄力は変わらず、環境に配慮した製品開発が可能です。

GREEN BEAUTY(グリーンビューティ)〜化粧品メーカーによる積極的な環境活動〜

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企業による環境保護活動への貢献が近年注目されています。ハチミツを使用する企業が減少するミツバチの保護活動を支援したり、化粧品に重要な油の原料となるオリーブや椿の木の植樹を行ったり、水源や水を産み出す森林の保護活動に力を入れる企業もあります。

化粧品原料のメーカーでも、天然資源の保護に力を入れています。例えば魅力的な天然素材を産み出す沖縄の海を護ろうと、沖縄産原料の売上げの一部を沖縄のサンゴ礁保護活動を行うNPO団体に寄付し、サンゴの植え付けやビーチクリーンなど環境保全活動の支援を行っています。こうした原料を使用する化粧品のラベルやパッケージには環境NPO法人のロゴマークが表示されるため、一目で環境に配慮した化粧品かどうか分かります。化粧品ブランドの大きなイメージアップにつながっているようです。

まとめ

ヒトにも環境にも優しい化粧品が今最も注目されているトレンド。環境を意識した化粧品は今後も益々増えていくと考えられます。